アマゾンギフトの買取サービスは買取業者が提供するサービスをアマゾンギフト券を売りたいユーザーが利用することになります。

どんなサービスにも提供する側が定めるルールに同意した上で利用することになり、そのルールは守らなければなりません。

たとえばアメブロなどの無料ブログを開設する際にも利用規約に同意しブログを書くことができます。

アメブロでは原則的にサービスや商品の広告や宣伝のために使用することは禁止されており、それが発覚した場合にはアカウントの停止やブログの削除といった措置が取られることになるのです。

もし仮にこの利用規約を知らなかったとしても会員登録する際に同意しているため免れることはありません。

つまり利用規約に同意したということはたとえ読んでいなくても理解していることになるのです。

ではさまざまなサービスを利用する際に利用規約や約款、細則を読んでから利用していますか?

ほとんどの方は利用規約などを見ることなくサービスを利用しています。

これは同意が必須項目となっているかが問題ではなく「サービスを利用する=利用規約に同意した」ということになるのです。

アマゾンギフト券を売る際にも買取業者の利用規約がありそれに同意していることになりますが、利用規約の内容を見ている方はごく稀にしかいないでしょう。

なぜならこの利用規約や約款にはごく当たり前の内容しか記載されてなく大半の方は読む必要性を感じていないからです。

ではこの利用規約を読まないという常識を悪用した買取業者について解説していきます。

アマゾンギフト券悪質買取業者の手口は巧妙

みなさんは上のホームページを見てどのように感じますか?

初めて見る方は「最短6分で振込ができて95%の買取率に新規さらさらに2%サービスされるギフト券の買取サイト」と感じるでしょう。

しかしこれまでいくつかの買取業者を利用された経験者の方は「こんな高い買取率はあり得ないであろう」と不審に感じるのではないでしょうか?

確かに多くのアマゾンギフト券買取サイトと比較すると高い水準ということは間違いありません。

でもそれを信用してしまいたくなるいくつかの点があるのです。

市外局番の電話番号

多くのアマゾンギフト券買取業者の電話番号や0120から始まるフリーダイヤルか050から始まるIP電話の番号が一般的です。

フリーダイヤルだからどこで営業しているかわからない、IP電話だから怪しいなどの印象を持つ方は少なくありません。

それと比較すると市外局番から始まる電話番号なら安心と思う方は少なくないでしょう。

市外局番にはその地域に限られた番号となるため所在地をごまかすことはできません。

さらに市外局番から始まる電話番号の方が馴染みがあるため不信感を抱く方は少ないのです。

この業者は03から始まる東京の市外局番を表記しており、利用者に安心感を醸し出しているのです。

古物商の営業許可番号

そもそもアマゾンギフト券の買取やオンライン型の金券ショップというイメージがあるのではないでしょうか?

アマゾンギフト券はお金のような価値のあるギフト券であり、それを売買できるのは金券ショップだからです。

金券ショップを開業するためには公安委員会による古物商の営業許可が必要不可欠となります。

この業者では東京都公安委員会による古物商の許可番号が記載されているため正規の買取業者と判断される方は少なくありません。

高いクオリティのホームページ

どんなサービスでも第一印象は非常に重要な点といえるでしょう。

アマゾンギフト券を高価買取可能な優良店であったとしてもホームページが粗悪なものであれば利用者は良い印象を受けません。

見た目の良いホームページならそれだけで申し込みはされるのです。

人間でもそうですが見た目だけではその人の性格や人間性は判断することはできません。

しかし見た目が悪ければ性格や人間性を判断するまでもなく相手にすることもないでしょう。

したがってアマゾンギフト券の買取サービスも第一印象となるホームページのクオリティは大事なのです。

悪質買取業者を実際に利用してみると・・・

他の買取業者のサイトと比較すると立派で信頼できるようなホームページの業者は本当に表記通りの買取率を実現できるのでしょうか?

これまで95%や96%の割合を表記する買取業者の信頼度は皆無といっても過言ではありません。

しかし電話番号や古物商の許可番号から信用できるような気がします。

外観はしっかりしているサイトなのでどのような内容なのか利用規約や個人情報保護方針がありそれに同意し申し込みをしてみました。

すると返信メールが届き、身分証明書の画像を送るよう指示されました。これはどこのアマゾンギフト券でもある本人確認の手続きであり当然のことです。

運転免許証の画像を添付したメールを返信し、しばらくするとメールが届きギフト券のメールを送信するよう促されました。

非常に簡単な手続きの流れですが、一つ疑問に感じる点があったのです。

いくつかの買取業者を試してきましたが、どこの業者でも電話での連絡があり買取率の説明があります。

そこでホームページで表記する高い買取率から実際の金額に減額される言い訳があるのですが、この業者には一切ありません。

もしかしたら本当にこの95%+2%で換金することが可能なのかもという期待すらできます。

そして実際に振り込まれた買取金額はといいますと送ったアマゾンギフト券の額面の15%の金額でした。

何かの間違いだと思いすぐに業者に連絡したところ、ついに正体を現したのです。

申し込む際にチェックした利用規約にはこのように記されていました。

お申込み頂いた際の買取時、最大買取率の適応は一度に10枚(10コード)以上お申し込みの場合で額面が買取お申し込み時に一番額面が低いもの1枚(1コード)のみを適応します。

その他のギフト券は全て15%で買取致します。

利用規約の同意にはチェックしましたが、内容は読んでいません。

ここに悪徳買取業者の落とし穴があったのです。

ただ異様に買取率が高い業者であれば騙されることはありませんでした。

ここまで費用をかけたホームページを作成していたのは利用者を信用させるための布石にすぎなかったのです。

さすがに15%の買取率を納得し利用している方はいないでしょう。

明らかに利用者を欺くための買取業者なのです。

これには当然注意しなければなりませんがすぐに見抜くことはできません。

なぜならこのサイトに魅力的だからです。